都市や砦の統治者を殺害(または誘拐)することで、そこの支配勢力を変化させるMODです。支配勢力変化はバニラにも少しありますが、このMODは幅広い派閥に対応しています。
主な変化は、Living Worldのページ(英語)に書かれています。新たなスタートも追加されています。機械翻訳でもだいたい分かりますので、最初に目を通しておくことをおすすめします。
今回のプレイ日記では、Living Worldの説明には余り書かれていない反乱農民に肩入れし、記述以外の変化を確認してみます。主な攻撃目標は、奴隷商と都市連合です。
バニラの時と同じです。その拠点のボス(固有の名前や外交ステータスの表記がある)を誘拐か殺害し、そこから一旦遠く離れ、再訪問して拠点のデータが読み込まれた際に切り替わります。ボスのいない拠点は、このMODでボスが追加されています。
離れてから再訪問するのが、この仕様の分かりにくい点です。どこまで離れれば良いかは感覚的なので、何とも言えませんが、オプション設定の表示範囲が影響しているかも知れません。
使ったMODは、Living World、Removed Weather Effects、Compressed Textures Project、Godsend EXP 5xです。買い物が不便だったので、3日目の途中からshops have more items +を追加しました。
どん底で開始し、種族はスケルトンにしました。
ショーバタイの北西、ハイブの村のさらに奥にシミオン砦があります。ここが反乱農民の拠点です。
どん底スタートの良い点は、最初から反乱農民と同盟を結ぶ条件がそろっていることです。通常なら、飢餓状態で移動が大変なのですが、スケルトンなら、それほど難しくはありません。
反乱農民と同盟を結んだ後は、ここのアイテムをいくつか盗み、ハイブ村で売って、義手を購入しました。そのタイミングでハイブと砂忍者の戦闘が始まったので、砂忍者の装備を奪って、それをお金にしました。
反乱農民と同盟を結ぶと、都市連合との友好度が下がるのですが、まだ中立の範囲内なので、普通にショーバタイを訪問できます。目的はバックパックです。
到着した頃には夜中になっていたため、シノビ盗賊団と同盟を結び、トレーニングで朝まで時間を潰しました。Living Worldでシノビ盗賊団の勢力も変化するのか確認したかったので、これは予定通りです。
朝になり、開店直後の旅行用品店を訪問しましたが、目当てのバックパックは売られていませんでした。次はヘフトの店を探してみます。アイテム探しで都市を巡るのは時間の無駄なので、この後でshops have more items +のMODを追加しました。
ヘフトは都市連合の首都ですので、大勢の人が集まって来ます。その分、争いも多いです。周辺の倒れた人物から装備を剥ぎ取ったり、憲兵の檻に入れられた囚人の装備を剥ぎ取ったりしていれば、序盤としては十分な資金が集まります。
その資金を元に、スコーチランダー、シェク、ハイブプリンスを雇いました。まだ装備がないので、1人には剥ぎ取り作業を続けさせます。
ちなみに、ベルセルクの登場人物の名前を付けましたが、ベルセルクMODは利用していません。
交互に筋トレしながらスロートへ移動し、武器とクロスボウを購入しました。
今回は拠点を作らない予定なので、ビークシングの卵で資金を稼ぎ、アーマーキングの店で防具を買います。スロートに傭兵がいたので、早速雇ってガットへ向かいます。
人が多いと細かな操作でミスをする可能性があるので、スケルトンとハイブプリンスの2人でガットへやって来ました。スケルトンは、ある程度の装備があれば、いきなり前線の1人として戦えます。
ここの卵を取り尽くし、眼窩で売って、すぐにガットに戻って、また卵を漁ります。
ビークシングの卵を漁っている間、スコーチランダーをアーマーキングの元へ向かわせていました。ホーリーネーション領を安全に移動できるのは、このメンバーでは彼女だけです。
ベストの装備と品質ではありませんが、十分に戦えるだけの防具はそろいました。この大荷物では帰りのスキマーを振り切れないので、味方3人にオクランの盾まで迎えに来させます。
モウンへ遠征し、ここのグレートホワイトゴリロと戦います。グレートホワイトゴリロは非常に能力が高いので、短時間で急激に成長します。
いつも利用する育成方法なのですが、今回は最強防具ではないので、次々とやられてしまいました。既にキャスカは片腕を失い、意識不明の状態が続いています。ベルセルクで例えると、不死のゾッド戦のような絶望的な力差です。
全員の怪我の状況を確認すると、皆、胸部に致命傷を受けています。傑作のプレートジャケットでも、やはり侍の鎧に比べて防御が弱いです。
ある程度成長したので、ここからは実践で鍛えます。今回は滅ぼす拠点も多いので、戦闘機会は十分にあります。
せっかくモウンまで来たので、スプリングで反奴隷主義者と同盟を結ぼうかとも考えたのですが、都市連合や奴隷商の拠点を滅ぼした際、反奴隷主義者が反乱農民よりも優先して支配してしまう可能性も考えられるので、今回は中立のままにします。今のところ、同盟関係なのは反乱農民とシノビ盗賊団だけです。
これから行くカルト村の途中に屑拾いの拠点があるので、寄ってみました。クロスボウを持った敵が多いので、防具のない部分に浴びると厄介ですが、敵自体は非常に弱いです。
滅ぼしてからリーダーを誘拐し、ここを再訪問しましたが、勢力変化はありませんでした。
不要ゾーンでビークシングの卵を集め、それをブラックスクラッチで売り、ブラックスクラッチで傭兵を雇ってから、カルト村に来ました。ここには名刀持ちもいるので、早めに襲うことを目標にしていました。
敵はそんなに強くないのですが、建物に入れないバグが発生し、少々手間取りました。このバグは、皆を入り口に押し込んで誰かを中にねじ込み、入った人が外の人を担いで、強引に突入できます。出る時も同じです。
宣教師を誘拐し、一旦ここを離れた後で再訪問すると、村が廃墟になり、勢力が帝国農民に変化していました。誰もいないのが寂しいですが、これはおそらくLiving Worldの効果です。
義肢と武器の品質を上げるために、またもガットでビークシングの卵を集め、ブラックデザートシティで買い物をしてきました。それと並行して、ヘングで大量の水を買って筋トレしています。
筋トレの途中でアーマーキングの店にも行ってきました。多少良い物に買い替えることができましたが、やはり傑作の侍の鎧はありませんでした。
サボテン穴の砂忍者を滅ぼし、一旦ここを離れてから再訪問すると、勢力が帝国農民に変化していました。この塔の中や周囲にも帝国農民が住んでいます。
ただ、同盟を結んだのが反乱農民で、帝国農民は別派閥なので、プレイヤーには何の恩恵もありません。
カニバルの首都の大呪術師を誘拐し、後日再訪問すると、勢力がデッドキャットに変わっていました。酒場もありますし、プレイヤーが買える空き家もあります。
大陸北西の土地で育成や探索をする際、ここが丁度良い休憩地点になりそうです。
その他のカニバルの村は、カニバルの酋長を倒した村は無人(勢力はカニバルのまま)になり、カニバルの酋長を倒していない村はそのまま残っていました。カニバルを壊滅させようとしたら、カニバルの首都だけでなく、村々を1つ1つ潰していかないといけないようです。
カニバルの首都を潰すことで、ゴーストビレッジに人が戻って来ます。酒場と雑貨店も営業しています。
人がいるので、窃盗は難しくなります。ゴーストビレッジでアイテムを安全に盗みたい場合は、カニバルを倒す前にした方が良いです。
Living Worldでは、カニバルハンターもカニバルに懸賞金を掛けています。入り口の左側にある建物が憲兵です。友好度の変化は派閥の人口に反比例しているようなので、カニバルハンターとはすぐに同盟関係になれます。
ただ、傭兵として雇うことはできなくなっているようです。都市連合を攻める際の戦力として利用しようと考えていただけに、少々がっかりしました。
始まりの村とカニバルの村2つを攻め落とすと、3つともデッドキャットの村に変わりました。人も住んでいます。
マップ北西側のカニバルの村の中に、滅ぼした後に無人になった村がありましたが、何か条件を満たしていなかっただけで、デッドキャットに変えられるのかも知れません。
今までは小勢力やカニバルを相手に戦ってきましたが、ここからは奴隷商やトレーダーズギルドや都市連合と戦います。ここからが本番です。
大決戦の始まりはポート・ノースです。周辺の反乱農民を引き連れ、貴族を襲います。ここは奴隷商の拠点ですが、トレーダーズギルドとも敵対します。
都市連合の都市に比べれば、大して強くはありません。あっさりと倒し、レディー・カナをシミオン砦の檻に入れました。
ここを再訪問すると、支配勢力が反乱農民に変わりました。衛兵の能力を見てみると、なかなかの兵(つわもの)です。
ここにも檻があるので、今後はシミオン砦まで戻らなくても、ここに貴族を入れることができます。
ミラージュ砦のロードミラージュを誘拐して、再訪問したところ、マップ上の情報では住民が死亡となったのですが、実際は普通に英雄リーグ連合がいました。
ポート・サウスへ向かう途中、護衛に雇えるテックハンターを見つけたので、急遽、攻撃対象を都市連合の首都であるヘフトに変えました。
中立関係なら、いきなりボスに接近することもできます。先制攻撃で倒し、足の速いキャラで担いで逃げれば、あっさりと勝利できます。NPCの護衛がいれば、多少の足止めにもなります。つまり、美味しい物を最初に食べるのが、大勢力の攻略法です。せっかくの大物なので、シミオン砦の檻に入れました。
その後、この都市を再訪問しましたが、支配勢力の変化はなく、半壊などの被害も出ていませんでした。バニラなら変化するはずなので、何らかの不具合が発生している可能性が考えられます。
皇帝テングを誘拐した後なので、ショーバタイは半壊状態になっています。これなら、4人だけで正面から突撃しても勝てます。
ショーバタイを落としてポート・ノースへ向かう途中、ミラージュ砦の支配が剣士(反逆者)に変わりました。剣士(反逆者)とは、反乱農民の呼称の1つです。
前回は離れた距離が不十分で勢力が変わらなかったのか、皇帝テングが条件の1つになっているのか、詳細は分かりません。
ショーバタイのロード・ナガタを檻に入れようとポート・ノースへ向かったところ、ここの支配勢力が帝国農民に変わっていました。反乱農民は反都市連合ですが、帝国農民は親都市連合のため、侵入しただけで警報がなり、襲われました。
仕方がないので、ミラージュ砦へ移動し、ロード・ナガタは外で見殺しにしました。この後でショーバタイを訪問しても襲われなかったので、貴族を誘拐している最中だったのが問題だったのかも知れません。
ロード・ナガタを誘拐した後、再訪問すると、支配勢力が帝国農民になりました。これはバニラの変化です。シノビ盗賊団の塔はなくなっていました。帝国農民の酒場にはキャンプベッドしかないので、剣士(反逆者)の兵舎のベッドを利用しました。
空き家がたくさんあったので、ここに拠点を作るのも良いと思いますが、今回のプレイでは既に装備が整っているので、今更拠点を作る意味はありません。
今まで攻めた都市連合の都市は、奇襲で攻めたヘフト、半壊したショーバタイなので、万全の敵に立ち向かうのはバークが初めてです。
都市連合を攻める基本は、貴族だけを狙うことです。貴族は弱いので、上手く当たればすぐに倒せます。都市連合の侍は防具が良いので、相手にしない方が良いです。
貴族を倒した後は、足の怪我が軽い人に担がせ、担いだ人の装備を身軽にし、追手を反乱農民やスキマーなどになすりつけるように逃げると良いです。
貴族を誘拐した後、勢力が帝国農民に変化しました。これはバニラの変化です。
奴隷商の拠点は弱いので、苦戦することなく倒せます。
帝国農民に変わったのですが、半壊状態です。キャンプベッドはありますが、ベッドはありません。檻はあるのですが、帝国農民の檻に貴族を入れようとすると、おそらく反撃されるでしょう。
皇帝テングを倒しましたが、ドリンはまだ都市連合です。次に、ドリンのリーダーを探してみましたが、それらしい人物は見当たりませんでした。勝利条件が分からない勝負では勝てないので、そのまま次の拠点へ移動しました。画像の交戦は、リーダー探しをする間の時間稼ぎを反乱農民にしてもらっただけです。
さらに、エンドイン、衛兵詰所、バストを見て回りましたが、どれも都市連合の所属で、リーダーらしき人物もいませんでした。皇帝テングとカニバルがいなくなったので、何かしらの変化があると期待したのですが。
皇帝テングを失うとスロートは半壊状態になるのですが、それでもかなりの兵が残っていました。しかも、ここのノーブルハウスは要塞門とクロスボウ砲台の近くにあるため、守りも堅いです。
3人が敵と戦い、1人がピッキングして、ノーブルハウスが開いたら1人が外の敵を引き付け、3人で貴族を倒しました。
ロード・イナバを誘拐した後で再訪問すると、勢力がテックハンターに変わっていました。店はいくつかありますが、空き家も多いです。
Living Worldのまとめを書くため、各地の勢力変化を再確認したところ、ドリンが帝国農民に変わっていました。タイミング的にスロートが影響したのでしょう。
ドリンは半壊状態だったため、BARしか店がありません。帝国農民のBARはキャンプベッドのため、休息場所としても使いづらいです。
ここでゲームを終了し、Living Worldなしで再開して、支配勢力の違いを確認してみました。違いがあったのが下表です。
都市 | Living World | バニラ |
---|---|---|
ヘフト | 都市連合 | 帝国農民 |
ストーンキャンプ | 帝国農民 | 奴隷商 |
ドリン | 帝国農民 | ホーリーネーション |
カルト村 | 帝国農民 | カルト宣教者 |
Living Worldは、カニバルやカルト村など、中小勢力も変化するのが大きな特徴です。反乱農民と同盟を結ぶことで、反乱農民の勢力が周囲に拡大すると予想したのですが、残念ながら、拡大したのは帝国農民ばかりでした。
特に予想外だったのが、皇帝テングを誘拐しただけではヘフトの支配勢力が変化しなかったことです。今回は試さなかったので予想ですが、ヘフトの貴族も条件の1つなのかも知れません。
カニバルの村は、バニラに戻してもデッドキャットでしたし、サボテン穴も、バニラに戻しても帝国農民のままでした。壊滅した勢力は、途中からバニラに戻してもLiving Worldの変化が残るようです。
支配勢力の変化が幅広く設定されているのが良いです。育成が終わった後、都市を攻める動機づけになります。
ただ、バニラよりも設定は増えましたが、どの派閥でも勢力を拡大できる訳ではありません。今回、反乱農民と同盟を結んだのですが、カニバルの首都や村はデッドキャットになっただけですし、都市連合や奴隷商の都市も帝国農民になっただけです。反乱農民で奪えた拠点は、英雄リーグ連合のミラージュ砦だけでした。
ポート・ノースが一時的に反乱農民領になったのですが、その後、皇帝テングを誘拐すると、帝国農民領に変わりました。バニラの変化とMODの変化が競合すると、後の変化が適応されるようです。
結論としては、どこかの勢力を拡大させるより、どこかの勢力を滅ぼすのに良いと感じました。バニラでは、特定派閥を滅ぼすと、より敵対的な派閥に変わることが多いので、かえって不便な世界になってしまうのですが、Living Worldでは中立的な派閥に変わることが多いので、過ごしやすい世界に変えることもできそうです。