都市連合

都市連合の特徴

食料地帯のバストがホーリーネーションに落とされ、住処と食料を失った農民が各地に溢れています。農民は反乱を起こし、侍に撃退されて、そして奴隷に落とされます。奴隷は労働を強いられ、その労働によって経済が回り、貴族が潤います。これが都市連合です。

大陸北東の砂漠地帯には、反乱農民、英雄リーグ連合、スキマー、砂忍者、飢えた野盗が闊歩していて、争いが絶えません。倒れた人の装備を奪ったり、賞金首を憲兵に引き渡せば、リスクなしで資金を貯めることができます。

奴隷制度で成り立つ社会で、時々賄賂を要求されますが、お金さえあれば、種族や性別に関わらず、誰でも自由に暮らせます。店や空き家も多く、酒場も多種多様な人で賑わっています。新入りが成り上がるには格好の土地です。

都市連合の都市

都市統治者主な勢力変化
バークレディー・サンダ帝国農民
ショーバタイロード・ナガタ帝国農民
ドリンホーリーネーション
ヘフト皇帝テング帝国農民
スロートロード・イナバテックハンター
ヘングロード・ヨシナガ帝国農民
皇帝テングの大金庫大金庫の管理人
漁村
農村
ブリンクレディー・ツギリーバー
カタンロード・シロフィッシュマン
クラウンステディ帝国農民
ドリフターズラストレディー・メリン行商人

ロード・○○は男性貴族で、レディー・○○は女性貴族です。貴族はノーブルハウスに住んでいます。

皇帝テングや貴族を殺害することで、支配勢力が変化します。奴隷施設の貴族が都市連合の勢力変化の条件になっていることもあります。

都市連合の滅ぼし方

ヘフトの皇帝テングは、優秀な侍たちに守られています。どの侍も防具が堅いので、真正面から乗り込むと、かなりの苦戦を強いられます。

そこで、都市連合とは中立状態を保ち、いきなり皇帝テングを倒すと良いです。中立状態なら難なく取り囲むことができますし、皇帝テングはそこまで強くはありません。大怪我する前に皇帝テングを担いで去れば、難なく逃げ切れます。

残りの都市も、貴族だけを狙うと良いです。事前に皇帝テングを倒しておけば、多くの都市が半壊状態になりますので、無駄な戦闘が減ります。貴族が住むノーブルハウスには鍵がかかっていますので、ある程度のピッキングスキルも必要です。

皇帝テングを倒したのに都市が半壊状態になっていない場合は、周辺の奴隷施設を先に落とすと良いです。この方法で半壊や飢餓になる都市もあります。奴隷施設は都市よりも守りが弱いので、難なく落とせるはずです。

都市連合が去った都市は、多くの場合、店が減り、ベッドがキャンプベッドに変わってしまいます。勢力変化で以前より不便になりますので、特に理由でもない限り、都市連合とは友好的に接した方が良いです。

都市連合関連の本

内容
都市連合、力を合わせて「金は富への道筋を見つける、強者の道具として。しかし貧者からは逃げ出す方法を見つける、主導権を握って道を分かつのだ。金は力だが困窮は弱者だ、その弱者が集まりが船を海の底に引きずり込むものなのだ。都市連合は裕福な選民にとっては快適な場所だ、社会は甘美で力と享楽によって結びついている。乞食の場所は鉱山にある、私たちの完璧な町を汚すような低俗で弱い連中にはおあつらえ向きの場所だと言えよう。」
奴隷の祝福

側近である気高きロード・イナバによって記された奴隷制度の認容に関する書籍:

「奴隷制度は反抗分子の忍者や外部の批判者によって非道徳的だというレッテルを貼られている。我々が冷酷で人々の自由を奪っているのだと。しかし彼らも奴隷制度によって生まれた製品を買っているのだ:鉄、綿花、鎖帷子…忍者装束。批判をする者からは偽善の臭いがする。しかし、たとえ奴隷制度が非道徳的であっても、その重荷を背負うのは我々であり、他者の介入は余計なお世話だ。いずれにしても、非道徳的であることを除けば、恵まれているシステムだと言える。奴隷制度は富、豪華さ、食べ物で我らを祝福する。奴隷がいなければ誰が土を耕すのだ?せっかくの資源も無駄になってしまうだろう。奴隷制度によって、耕作可能な土壌、豊富な鉱物、そして適切な気候を享受し活用することができるのだ。奴隷制度によって我々は我々でいられるのだ。」

赤の内乱

かの赤の内乱を生き伸びた貴族レディータナカによって書かれた記述:

「今年は収穫の年でしたが南部の平原が飢饉に襲われてしまいました、それでも、社会は依然として落ち着いています。トレーダーズギルドが上手くやりくりしてくれるはずでした。彼らが私たちの期待を裏切ったことは今迄なかったのですから。しかし、何週間たっても援助が来ることはありませんでした。能天気な盗賊たちがトレーダーズギルドのキャラバンの行く手を遮ったため、帝国の市民は飢えていてパニックに陥っていました。最終的に帝国に届いた僅かな食料は、最も有力な権力者たちに奪われました。それから、私たちは外部から自らを隔離したのです。今は自分たちのことで手一杯で、慈善や同情の入り込む余地はありませんでした。しかし災害に襲われて私たちの人生で初めて、絶望と死の恐怖が首をもたげてくるのを感じたのです。激しい反乱が続き貴族の地位が脅かされました。地面は血で赤く染まり、溺れる者は藁をもつかむのたとえにあるように、絶望した魂が私たちに道連れに破滅へと沈んでいったのです。」

操り人形

サインのない手紙:

テングが新しい皇帝に?アンザイ皇に成り代われるとでも思っているのだろうか?なんと厚かましく無知な男であろう…貴族達の中にはもっと良い候補者がいくらでもいるがそれでも彼らは道化を選んだ。その理由は私にもわかる…道化を操るのは簡単な事だからだ。

ルディンの伝説I「ルディンはカタン辺境の農民の息子として生まれた。ルディンが14歳の時、家業が不振となり、あっという間に無一文となった。帝国社会では浮浪者は社会の負担として扱われ、すぐに奴隷として売られることになった。殴られ、餓え、鉱山生活で限界まで働かされたルディンの父親はそれまでの無理のツケを払うことになった。ついには疲労で倒れてしまい、残されたルディンの母親は落ち込み、荒れてしまった。失うものが無くなったルディンの母親は、息子に普通の人生を送らせようと決意し、逃走計画を練っていた。ある夜、暴動のさなか彼女はルディンを檻から出した。2人は施設を出たが、奴隷商人の護衛に追いつかれてしまった。勇敢な母は護衛にしがみつき、護衛の剣が彼女の胴を貫いた。彼女は傷から血をあふれさせ、護衛の目玉をえぐりながらルディンに逃げるよう叫んだ。ルディンは目から涙を流しながら不毛の荒野へ向かって走った。振り返ることもなく…」
ルディンの伝説II「ルディンが鉱山から逃れて7年が経ったころ、砂漠でひとりひもじい思いをしていたところを忍者に拾われ、彼らの保護下で隠密と暗殺の術を教え込まれることとなった。ルディンは貴族たちへの復讐を誓い、忍者の教育を熱心に習得した。22の時、血を求めて故郷に帰った彼は、貴族たちをひとりずつ消して行き、恐怖を植え付けて生き地獄を味合わせた。最初の標的は皇帝テングの側近であるクルサガ公だった。陰惨な殺害現場は翌朝護衛によって発見された。クルサガ公の死体は、自らの帯刀に『一人死んだ、残りは五人』の書付と共に貫かれていた。皇帝と側近たちがその後続く殺害予告の始まりを知った時であり…ルディンが苦難の道に踏み込んだ時でもあった。」
素晴らしき皇帝テング:賛辞

「私がお目にかかったことのある方々の中で最も聡明であろう、皇帝テングご来臨の際はその機智に感心しっぱなしだった…」

高名な革命家ルディンが、テング監獄に収監時、皇帝をほめるよう強要されて書いたちょっとばかり退屈な文章。ルディンがまだ生きているかどうかは不明だ。