Impossible Start

Impossible Startとは

Impossible Start

超高難易度スタートのMODです。左腕のない裸の奴隷1人でゲームが開始します。開始地点は、奴隷関連施設の中からランダムで決まります。初期能力は全て1で、所持金は-1000cat、そして最悪なのが、ほぼ全ての勢力から敵視された状態です。野生動物からも敵視されていますので、ヤギやリバイアサンなどにも襲われます。

day0

このMODがどんな内容なのか、私のプレイ日記でご紹介します。

設定

使ったMODは、Impossible StartとRemoved Weather EffectsとCompressed Textures Projectだけです。いつもなら使うMODもあるのですが、このプレイレポートを参考にされる方もいらっしゃると思い、あえてバニラに近い状態にしました。

その他では、グラフィックの品質を最低まで下げてあります。kenshiをプレイした事がない方は、実際はもっと美しくすることも可能だと思っておいてください。

1日目から:脱走

2日目から:逃避行

4日目から:ハブ拠点、仲間

10日目から:モウンで友好度上げ

18日目から:ブラックスクラッチ拠点、鍛冶と育成

1日目:ヘング近くでスタート

ヘング近くの奴隷の農地でスタートしました。脱出はしやすい場所ですが、脱出後もしばらく大変な状況が続くことでしょう。

day1

全身傷だらけで、初期能力が全て1なので、すんなり脱出するのは不可能です。空腹を解消しながら脱出のチャンスを待つのが、当面の目標です。

ちなみに、この前にスケルトンで開始したのですが、奴隷市場スタートという過酷な状況だったのに、拍子抜けするほどあっさりと脱出できたので、グリーンランド人でやり直しました。

序盤の難易度でいうと、空腹のないスケルトンが最も簡単で、足の速いハイブやスコーチランダーは標準、グリーンランド人がやや難しく、シェクが最も難しいです。中盤以降はシェクよりグリーンランド人の方が難しいです。

1日目:食料と檻レベル

day1

囚人の枷を外したら、護衛に見つかるのを覚悟して、適当な建物に入ります。ここで確認しておくのが、食料の有無と檻レベルです。

今盗む食料は1つだけです。それ以上盗んでも、捕まった際に没収されます。

捕まった際、高レベルの檻に入れられると脱出が不可能になるので、できるだけ低レベルの檻の近くでやられます。余裕があれば、自ら檻に入るのも良いです。

2日目:脱出

枷と檻のピッキングに成功したら、後はじっとチャンスを待ちます。スキマーかビークシングが護衛と戦うのを待っていたのですが、何も起きずに仕事の時間になったので、やむを得ず、強行脱出しました。足の傷は癒えていますので、成功率は6割くらいあると思います。

急いで近くの食料をかき集め、門から脱走し、倒れた反乱農民の下駄を拾い、ビークシングに突撃します。

day2

護衛とビークシングを戦わせたら、次はビークシングから逃れるタイミングを待ちます。画像からは分かりにくいのですが、18頭のビークシングに360度包囲されています。

巣を守っているビークシングと食事中のビークシング以外は移動しますので、慎重に行動すれば、突破のタイミングはやって来ます。

2日目:目的地はスプリング

day2

ほとんどの勢力から敵視されていて、受け入れてくれる都市はハブとスプリングだけです。ハブで拠点を作る予定ですので、先にスプリングへ向かいます。

スプリングは、画像の南東にある山の頂上にあります。その道中にもビークシングがいますので、もうしばらく慎重に移動する必要があります。

2日目:自由保有居住

スプリングへの道中にある自由保有居住という無人の町に立ち寄り、応急処置キットや金目の物を回収します。所持資金が-1000catでスタートしましたので、手っ取り早く資金を稼がないと、バックパックさえ買えません。

ここからスプリングの間には、サザンハイブが徘徊しています。なかなか足が速いので、荷物を増やすのも危険です。

3日目:スプリング到着

day3

スプリングへは、山の東側の山道から入れます。到着した時は、日付が替わって3日目になっていました。

スプリングは小さな都市ですが、反奴隷主義者の本部とレンジャー店とテックハンターショップがあります。建物を買うこともできるのですが、ここには本などが売られていないので、拠点には適していません。

本部のグレイに話しかけると、奴隷の烙印が消えて、反奴隷主義者と同盟を結ぶことができます。反奴隷主義者と同盟を結ぶことで、ここのベッド代もただになります。今の状況では、かなりありがたいです。

ただ、ここで大きな勘違いをしていました。スプリングにも店があるのですが、2つとも敵対しているテックハンターの店なので、売買できません。スプリングの東にある旧帝国の補給基地や探検5の財宝を売って大儲けする予定だったのですが、どうやらプランの大幅な変更が必要なようです。

3日目:ブラックデザートシティ強襲

反奴隷主義者と同盟を結ぶと、自動的に護衛が付きます。この護衛を利用して、すぐにブラックデザートシティを攻めることにしました。

day3

狙いはもちろん義手です。ティンフィストらの力があれば、余裕で殲滅できます。傑作はありませんでしたが、熟練の産業用リフターアームを入手できました。戦利品として持ち去りたい物がたくさんあったのですが、バックパックがどこにもなかったため、ほとんど諦めざるを得ませんでした。

ちなみに、スケルトンと敵対していると、サッドニールと会話すらできず、問答無用で襲われます。この仕様だと、バーンを仲間に加えるのも無理でしょう。

反奴隷主義者の護衛期間が切れたため、ここからはまた単独行動になります。

4日目:ハブ到着

ハブに到着し、ようやく売買ができるようになりました。軽くて高価な物をいくつか持って来たのですが、スケルトンの筋肉やCPUユニットは売却価格が下がるため、意外と効率が悪かったです。売値の下がらないスケルトン応急処置キットを多めに持って来れば良かったです。

ここの酒場で仲間を増やせると思ったのですが、漂流者まで敵対的な設定になっていたため、会話すらできません。これはかなりの予想外です。MODを利用しない方法で仲間にできる可能性があるとしたら、捕虜を解放する方法くらいでしょうか。

5日目:調停という解決法

家を買い、拠点の建築を始めました。筋トレも兼ねて酒場と拠点を往復していると、敵だらけということもあり、戦闘や追いはぎの機会も度々訪れます。

酒場には調停者がいます。この敵だらけの世界を変える1つの方法が、調停の連鎖です。

まずはハブでハウンズと調停し、次はシャークでホーリーネーションと調停すれば、ホーリーネーション領でスカウトや買い物が自由にできるようになります。ただし、1度の調停で50000catという大金を要求されるので、これはこれで大変です。

奴隷スタートで反奴隷主義者と同盟を結んだことから、最終目標を奴隷解放にしようと考えているのですが、その手段としてホーリーネーションと友好を結ぶというのは、少し違うように感じます。

7日目:仲間

酒場でスカウトができない以上、別の方法を試すしかありません。捕虜を救出する方法があるのですが、都市連合やホーリーネーションの奴隷収容所は守りが非常に固く、フォグマンは捕らえてから食べるまでの隙が小さいので、カニバルを狙ってみます。

アドマグの南側にカニバルがいたので、そこで誰かが捕まるのを待ち、さらにカニバルが去るのを待ち、いよいよチャンスがやって来ました。

day7

救助した人物がこちらに付いてきて、そのまま安全な所まで逃げ切れたら、仲間に加わることがあります。飢えた野盗とも敵対していますので、この相手では無理かと思ったのですが、見事成功しました。最初の仲間はグリーンランド人の女性です。

できればスコーチランダーかハイブプリンスかシェクが欲しかったのですが、この辺りはグリーンランド人ばかりですので、仕方がありません。

ちなみに、グリーンランド人とスコーチランダーを見分けるには、空腹のステータスにマウスポインタを合わせて、飢餓速度を確認するのが確実です。飢餓速度が1.00ならグリーンランド人、0.90ならスコーチランダーです。この画像にも肌が黒い人が写っていますが、全員グリーンランド人でした。

8日目:シノビ盗賊団

シノビ盗賊団の塔の前にいるボスに10000cat支払えば、シノビ盗賊団に入団できます。シノビ盗賊団に入ると、形成外科医、トレーニング設備、ベッドを無料で利用でき、いくつかの装備を市場の半額で購入できます。

加わった仲間は、[飢えた野盗]という名前ですので、まずは形成外科医で名前と容姿を変更します。装備やバックパックも購入する予定だったのですが、バックパックはなく、装備も良い物はありませんでした。

8日目:問題と解決案

現在の問題
・仲間がなかなか増えない
・護衛も頼めない(傭兵とも敵対)
・買い物できる店が2軒しかない
・店の資金が少ない
・建材も鍛冶材料も本も少ない
・防具の設計図が買えない
・まだバックパックがない

仲間の1人がカニバルに捕らえられた人物を救出して、もう1人が研究や建築をしているのですが、仲間は増えず、研究や建築に必要な材料は売り切れていますので、何ら進展のないまま時間が過ぎています。

選択肢としては、このまま非効率な作業を続けるか、MODを利用するか、どちらかしかないと考えていたのですが、もう1つアイデアが浮かびました。

それは、モウンでテックハンターを救助し続ける方法です。モウンでは頻繁に動物との戦闘が起きるので、小まめに救助していれば、徐々に関係が改善します。テックハンターと売買が可能になれば、今ある問題のほとんどが解決します。

そこで、今から最低限の装備とバックパックをそろえる事に目標を移行します。バックパックは、敵から奪う予定です。

9日目:シノビ盗賊団で窃盗

ハブの周辺で筋トレをしていると、飢えた野盗に襲われました。せっかくなので、これをシノビ盗賊団まで誘導します。

day9

シノビ盗賊団は人数が多いので、酒場よりも強いのですが、目的は撃退ではなく、窃盗です。シノビ盗賊団が飢えた野盗と1階で戦っている間、2階や3階は無人になりますので、アイテムを盗むチャンスです。残念ながら良い物は盗めませんでしたが、最低限の装備はそろいました。

盗んだアイテムでも、拠点のクロスボウ用ロッカーに入れれば盗品の記載が消えますので、自由に売却できます。

9日目:密輸業者の酒場

ブラックデザートシティの南に密輸業者の酒場があります。ここはグレイフレーヤーの管轄で、グレイフレーヤーはバックパックを持っていますので、戦闘に巻き込めばバックパックを奪えるはずです。

day9

周囲の野盗や盗賊を次々とここに誘き寄せたのですが、戦うのはバックパックを持っていないグレイフレーヤーばかりのため、死体が増えるだけでした。グレイフレーヤーとも敵対していますので、これらの装備を売ることもできません。ここに立ち寄ったのは無駄足でした。

1つだけ良かったことは、敵対していてもベッドは安全に使わせてもらえることです。

10日目:ビークシングの卵

day10

モウンへ向かう途中、実に珍しいことですが、ビークシングがいない状態で大量のビークシングの卵が置きっぱなしになっていました。

普通なら非常に嬉しいことですが、今はバックパックがありませんし、下手に持つとこの先で逃げ遅れる可能性もあるので、素通りすることにしました。実にもったいないです。

10日目:モウンの都市

モウンは、ビークシング、ボーンヤードウルフ、スキンスパイダーに頻繁に襲われる都市です。その戦いで倒れたテックハンターを治療し(倒れていない敵派閥は治療できない)、地道に友好度を上げるのが目的の1つです。

計画と少し違ったのが、都市の西側半分がほぼニンジャ商人だったことです。酒場もニンジャ商人なので、売買ができるのは良いことですが、テックハンターとの友好度を上げるには、東側が攻撃されなければなりません。

10日目:育成

day10

モウンにいるグレートホワイトゴリロは非常にステータスが高いので、戦うと急激に成長します。今は防具が弱いため、すぐにやられてしまうのですが、それでも1回の戦闘でこれだけ成長します。画像の上半分が戦闘前、画像の下半分が戦闘後です。

いつもなら、経験値5倍MODを利用し、最強防具をそろえてから育成するので、この何倍も早く成長します。

この育成方法を知ってしまうと、序盤に野盗などと戦おうという気はなくなります。

10日目:育成失敗、ロード

グレートホワイトゴリロを利用して、戦闘と回復を繰り返していたのですが、途中で足を失ってしまいました。普通なら足の1本くらい大した問題ではないのですが、この環境では義足を買える店すらないので、ロードで戻りました。

やはり、防具が弱い状態でグレートホワイトゴリロと連戦するのは危険なようです。

そこで、育成は後回しにし、本来の目的であるテックハンターとの友好度上げを実行することにします。

14日目:順調な友好度上げ

day14

テックハンターとの友好度上げに専念して数日経ち、随分の要領が分かって来ました。

動物を都市内に引き入れようとするのは、索敵や操作が意外と面倒です。飢餓状態になったテックハンター市民が定期的に問題を起こすので、筋力・隠密・運動能力を上げながらそれを待った方が作業が楽です。応急処置キットも、市内に紛れ込んだゴリロ盗賊団などから入手できます。

テックハンターとの友好度は、-44まで上がりました。

17日目:テックハンターと中立

テックハンターとの友好度が-20まで上がり、中立関係になりました。これで、世界の果て、ブラックスクラッチ、フラットラグーン、モウン、ウェイステーション、スプリングの店を利用できるようになります。

早速モウンでバックパックと応急処置キット(上級)を買ったら、ここからは2人に別行動させます。

day17

1人はハブへ戻って、拠点の不要な物を売り、工学研究書を持ってブラックスクラッチへ移動します。

もう1人は、フラットラグーンでチャドを仲間にし、スプリング周辺のアイテムを回収・売却し、ブラックスクラッチへ移動します。

ブラックスクラッチで集合したら、ここに新たな拠点を作ります。ブラックスクラッチは、巨大な建物が売られていて、設計図や資材も買えますので、なかなか拠点向きの都市です。

18日目:旧帝国の補給基地

day18

旧帝国の補給基地の中には、警備スパイダーIIが2体いました。今の2人では敵わないので、1人が敵を引き付けて、もう1人が建物内を漁ります。

基本的に、育成が終わるまでは戦いを避けた方が無難です。

18日目:ブラックスクラッチ到着

ハブへ寄った人が先にブラックスクラッチに到着しました。スプリング周辺で財宝荒らしをした2人は、途中でサザンハイブに襲われ、今スプリングで療養中です。

漁った宝を売り、その資金でY型ハウス、建築・研究材料、革のタートルネックの設計図、侍の鎧の設計図、侍の脛当ての設計図を購入しました。

20日目:鍛冶開始

全員集まり、これからは鍛冶の時間です。全員分の最強防具をそろえるまで時間がかかるので、その間に筋トレもします。

ただ、ここからは延々と単純作業が続くので、shops have more items +とGodsend EXP 5xのMODも利用します。

鍛冶の順番は、最初は延々と革のタートルネックを作り、革のタートルネック傑作が全員分でききたら、次は侍の脛当てと侍の鎧と侍の兜の傑作を全員分作ります。革製品は材料費が安く、作業時間が長いので、スキル上げに丁度良いです。

day20

ついでに、拠点もご紹介します。画面の上が北です。北側に鍛冶と収納、中央に研究台があります。ベッドは南東側に置く予定です。この建物の西側は城壁と干渉しているため、何も建てない方が良いです。

33日目:育成開始

ほぼ最強防具がそろったので、モウンのグレートホワイトゴリロで育成します。これも単純作業なので、Godsend EXP 5xのMODを利用します。

防具のおかげで、被ダメージが3分の1くらいに下がっています。

36日目:育成結果

day36

Godsend EXP 5xを使ってグレートホワイトゴリロと戦えば、短時間でこのくらい成長します。

この後

後は、アグヌを仲間に加え、名刀を集め、義肢に替えて、大国と戦うだけですので、通常のプレイとほぼ同じです。

このMODの特徴は十分にご紹介できましたので、ここでプレイレポートを終えます。

反省点

攻略サイトを作っている癖で今回も効率を重視してしまいましたが、ティンフィストを利用してブラックデザートシティを襲うとか、モウンでテックハンターとの友好度を上げるとかは、MOD制作者の趣旨から反していたように感じます。実際、テックハンターと中立になってからは、よくある普通の高難易度でした。

このMOD本来の超高難易度を味わうなら、地道に捕虜を助けて仲間を増やし、シノビ盗賊団のトレーニング器具で育成し、敵と戦ってバックパックや装備を奪い、遺跡などを探索して義手や装備を充実させるのが、基本的な流れだと思います。

私と同じように効率を重視するか、MOD本来の超高難易度をじっくりと攻略するか、皆さんのご判断で選択してください。