シェク王国

シェク王国の特徴

シェク族だけの国家がシェク王国です。強さに誇りを持ち、逃げることを恥と考える種族ですが、エサタ女王の代になって、穏健派と強硬派で国内が二分しています。都市連合とは和平を結んでいますので、目下の敵はホーリーネーションです。

シェクの都市は、人も装備も偏っています。BARにいるのはシェクばかりで、武器屋は重武器ばかりで、クロスボウ義肢の店はなく、城壁には砲台もありません。

シェク領の北側の渓谷にハイブの村が点在していて、ここで義肢などを購入できるのですが、この辺りはビークシングの棲み処になっています。序盤のプレイヤーにとっては、ホーリーネーションよりもビークシングの方が脅威です。

シェク王国の都市

都市統治者主な勢力変化
スクインムカイ・マウンテン
(エサタ死亡後に出現)
バーサーカー
アドマグストーンゴレムのエサタバーサーカー
グレートフォートレス
ラストスタンド砦

シェク王国は三大国家の1つですが、支配都市は意外と少ないです。以前はハブもシェク領でしたが、今はスクインが最前線です。

現状の領土は狭いのですが、ホーリーネーションの主要人物を倒すと、その都市や砦の多くがシェク領に変わります。

シェク王国の滅ぼし方

都市が少ないので、手順は単純です。まずはアドマグのエサタを倒し、次にスクインのムカイ・マウンテンを倒すだけです。

シェク王国相手には、クロスボウがよく効きます。鷲の十字架などで門兵を倒し、順番に敵を城外に誘い出すだけです。

十分に育っている場合は、普通に本部に突入すれば勝てます。シェクの重武器は屋内戦が苦手ですし、砲台やクロスボウもありませんので、都市連合やホーリーネーションよりも倒しやすいです。

ただ、シェク王国を滅ぼしても、そこがバーサーカー領になるだけです。エサタから奪える名刀フラグメントアックスも、重すぎて実用的ではありません。シェク王国を滅ぼしてもプレイヤーにメリットがありませんので、シェクとは友好的に接するのがおすすめです。

シェク王国関連の本

内容
戦士への道:クラルの書

戦士かくあれと、かつてクラルその人が提示した古典教義:

「この広大な古の世界において我々の命は大海の中のひとしずくに等しい。死を恐れるなかれ…死は一瞬であるが栄光は永遠である。一族の為に戦い決して振り向くな。試練の時こそ歯を食いしばり立つのだ。全命を賭して戦士たれ。もし我らが戦士として戦う心を失うのであれば、我らの信念もまた失われるであろう」

クラルの最期

シェクの英雄クラールの最期を描いたボロボロの古い本:

「恐るべきウォリアー、クラルは丘へと差掛った。待ち伏せだった。百はあろう剣が彼を取り囲んだ。しかし、彼は立っているだけだった。恐れる事無く。待ち受ける。初手より正面の2人を容赦なく打ち据える。後ろから、横から、前から、突っ込んでくる。身をかわし、切り裂き、投げ落とす。クラルの敵の流す血が丘を赤く染め、数多の剣が慄き震えた。後ろから忍び寄らんとした暗殺者は、投げ飛ばされて息絶えた。腸(ハラワタ)を裂かんとした者は、足から斬り割られた。クラールは幾度と無く斬られ、かの英雄が永久に住まう場所、ゲートウェイへ旅立った。」

シェガー王政

シェガー王統治時代のオクラン教徒との戦いに関する筆者不明の記事:

「ホーリーネーションのイヌどもめはシェクに攻撃を仕掛けることで、眠れるリヴァイアサンを目覚めさせてしまった。シェクは反撃し、死者数は増える一方だった。敵に従属させられるか、息絶えるまで戦い、逆転不可能な状況に立ち向かって血と死を敵の喉元に突きつけるかという状況だった。シェガー王統治下において、復讐に猛るシェク達は死を覚悟して奮戦したが、数の差はいかんともしがたく勝利を目にすることなく消えていった。」

シェガー打倒

故シェガー王による治世の終わりを述懐したシェクの本:

「ホーリーネーションの犬どもとの戦いが激しさを増し、戦況は思わしくなかった。復讐に囚われたシェガー王は、生き残ったシェクの戦士と共に最後の抵抗を試みた。しかし、戦士バヤンはこの玉砕攻撃に反駁し、そのことがシェガーの怒りを煽ることになった。王の脅迫と怒号の最中、ストーンゴレムが進み出て行った、『この男は真実を語っています。バヤンを黙らせたいなら、まず私を倒してください』。彼らの剣が交わったが、ストーンゴレムの強さが王を凌いだ、彼女の刃がシェガーの喉に押し当てられる。『私を殺せ、臆病者として生きるよりも、戦士としての死を選ぶ』。刃は一筋の光を放ち、血の川が流れていった。」